「ピュリニー・モンラッシェ 1er クロ・ド・ラ・ガレンヌ」は、明るく輝く黄緑色。
とても純粋なライム葉のアロマ、石やスペアミントの芳香。
ライムと砂糖漬けミントのフレーヴァー。
とても精密でテンションがあります。
レモン、ライムと砕いた石、ハチミツ、スペアミント、フローラル、ヒッコリー、鉱物など香りの要素が豊富。
深みがあり、エキス分が多く、良く熟している果実はとても純粋でエレガントの極み。
デリケートで繊細な香りで熟度が高く、ジューシーでとてつもなくクリーンでピュアな果実味。
他社が同畑をモノポールと名乗っていますが、Paul Pernotではその他社よりもかなり前から所有。
正確には単独所有ではないので、Paul Pernotのラベルにはモノポール表記無。
0.71ha、平均年産1700本、植樹1956&1998年、新樽比20-25%。
■2020年ヴィンテージ情報■ 2020年産はとても優れたヴィンテージです。
2020年は7月、8月の乾燥を除いては全体的に好天に恵まれた一年でした。
収穫はとても早い開始で8月22日。
葡萄は大変状態が良く、プレス直後の分析で既に糖と酸のバランスが抜群でした。
このバランスは、そのままワインに表現されています。
Domaine Paul Pernot et Et Ses Fils Puligny Montrachet 1er Cru Clos De La Garenne ドメーヌ・ポール・ペルノ ピュリニー・モンラッシェ 1er クロ・ド・ラ・ガレンヌ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ピュリニー・モンラッシェ 原産地呼称:AOC. PULIGNY MONTRACHET ぶどう品種:シャルドネ 100% 味わい:白ワイン 辛口 以前から問い合わせを受けているクロ・ド・ラ・ガレンヌのモノポールに関して、他のドメーヌではモノポール(単独所有畑)とラベルに表記しているが、これはどういうことなのか聞いてみた。
Paul Pernot氏は、あのとても大きなメゾンの事だよねと笑いながら答えてくれた。
確かに同じ畑だから正確にはモノポールではないが、これには事情がある。
1980年頃、Ch.ド・ピュリニーのオーナーだった男が、所有するこのクロ・ド・ラ・ガレンヌをかの有名なメゾンに買わないかと持ちかけたそうだ。
ここまではどこでも聞く類の話だが、オーナーはこれをモノポールだと偽って彼等へ売却したそうだ。
当然、彼らはそれをモノポールと信じて購入した。
まさか騙されるなんて夢にも思わなかったのだろう。
後になって実はポール・ペルノも以前からこの畑を所有していたと知り、騙されてしまった事に気付いたが、それは既に手遅れだったのだ。
ちなみにこの畑、確認できる範囲では、Paul Pernot氏の曽祖父の時代には既に所有していたそうだ。
売り払ったオーナーはその問題が解決しないままこの世を去り、うやむやになってしまった。
騙されてしまった彼らはモノポールだと信じて買ったので、ラベルにはモノポールと今でも表記し続けている。
彼らも可哀そうな被害者なのだ。
もちろん、購入の際、当然畑の視察にも行ったはずだが、地図を見ても分かるようにクロ・ド・ラ・ガレンヌは二つに分かれている。
その間は森に囲まれて死角ができ、奥にある畑の存在には気が付かない位置に畑はあるのだ。
Paul Pernotは、あえてその問題には割って入るようなことはしなかった。
当然ながら彼らのクロ・ド・ラ・ガレンヌには今でもモノポールの表記はない。
輸入元資料よりDOMAINE PAUL PERNOT / ドメーヌ・ポール・ペルノ ピュリニー・モンラッシェを代表する偉大なドメーヌ! ドメーヌ・ポール・ペルノは、1850年の創業以来、ピュリニー・モンラッシェとバタール・モンラッシェについて、常にトップに数えられる造り手のひとつです。
現在は創業者ポール・ペルノ氏の孫と、その息子たちが運営し、あのルフレーヴとピュリニーの王座を競うドメーヌであると高い評価を得ています。
優良な畑を多数所有し、以前はブドウの多くをジョセフ・ドルーアンなどに販売していました。
現在はほとんどのワインを自分たちの名前で元詰めし、優れたワインを生産しています。
除草剤や化学肥料不使用。
剪定は非常に細やか、剪定した若枝を粉砕して畑に撒き腐植質が送り込まれています。
収穫は全て手作業で、発酵前に醸しは行われず、30度で15日間に渡り発酵。
白は空気式圧搾機を用い穏やかにプレス、不純物を沈殿させた後、樽内発酵。
赤は完全除梗、発酵後一回のみ穏やかにプレス。
赤白共に樽内で1年間熟成。
新樽比率は村名格30%、1級畑40%、特級畑50%。
白は清澄と軽い濾過、赤は軽い清澄が行われた後、瓶詰めされます。
このように、ポール・ペルノでは、テロワールとヴィンテージの持ち味を引き出すべく自然な手法が心がけられています。
非常に細やかな配慮がなされ、品質に対するこだわりは徹底したものです。
ペルノのワインは赤白とも、繊細な樽の香りが特徴的です。
ブドウの収量を抑え、たっぷりと新樽を使うことで、驚くほど芳醇で濃厚な造りに仕上がっており、ピュリニーの造り手では三本の指に数えられる実力です。
左:ポール・ペルノ氏 右:ポール・ペルノ氏の息子さんとお孫さん とても背が高く2m近くあります。
(まるでメガネをかけた子供と大人のような画像) なお息子さんの名前もポール・ペルノ・ジュニアです。
訪問した時は親父さんはバカンス中でした。
◆2019/10/17 ポール・ペルノ訪問しました!◆
楽天で購入13,200円(税込み)